稀色の仮面後宮 ―毒花の園 不死帝の罪―

稀色の仮面後宮 ―毒花の園 不死帝の罪―

[完結][全年齢][中華風ファンタジー][推理]

不死の帝、毒花の妃……愛を許さぬ仮面後宮で色を欠いた瞳は何を視る
――霞を治めるは、死を超越した帝。殺されても蘇る彼は不死帝と呼ばれた――
――顔は腹の鏡である。不死帝の前では何人も仮面を着けなければならない――

瞳の問題により紅と緑色の判別がつかない董 珠蘭(とう しゅらん)は海が見える壕に隠れ住んでいた。
彼女の元にやってきたのは三年前行方不明となった兄の董 海真(とう かいしん)だった。
兄に連れられやってきたのは霞の中心にある霞正城。
珠蘭は後宮の情報を探るよう命じられた。

珠蘭は瑪瑙宮宮女となり、楊 劉帆(よう りゅうほ)の力を得ながら後宮内に居場所を作っていく。
毒花を奉る宮と、その主である花妃たち。
宮女殺人事件や先代花妃失踪事件など、暗雲渦巻く仮面後宮にて、珠蘭の瞳は何を視るのか。

魔法のiらんど】 【小説家になろう